【感想】 魔獣の召喚者

Amazon.co.jp: 魔獣の召喚者 (魔法師グリーシャの騎士団): リー バーデュゴ, 田辺 千幸: 本

イケメンの狭間で揺れる乙女心に世界の命運が託されるハイ・ファンタジィ。
以下ネタバレ

面白かったです。

アリーナとマルがくっついたり、引き裂かれたりする展開は相変わらずで、
もはや様式美すら感じるほど。
ダークリングが「君たちは本当にわかりやすい、ふふふ」的なことを言っていましたが、
読んでる側からしても、まったきその通りだと、感じずにはいられません。

新キャラのニコライは、
王族で頭脳明晰自由放任、だけど腹違いの次男で王位継承なし、だけど一番国想い
という満貫みたいなキャラクターで、
鼻持ちならない発言にもかかわらず、好感を持たずにはいられない。
こいつが主人公でもいいんじゃないか。
この本では期待できそうにないですが、マルとの熱い友情と共闘を見てみたい。

ラストの急展開はびっくりしました。
てっきり、そのままダークリングと正面衝突するかと思っていたので……哀れパラボラ。
マリーちゃん(´;ω;`)ウッ……。

あと、巻末の謝辞が凄まじいです。 こういうのはググりたい人のために、アルファベット表記してほしい。